世界が注目する貝原益軒

 1994年、「東アジアの伝統文化国際会議」が福岡市で開かれ、初日のシンポジウム「貝原益軒を考える」で、米コロンビア大学名誉教授、ウィリアム・セオドア・ドバリー氏が「世界的評価を受ける貝原益軒」と題して基調講演しました。その時の喜びを、主催者の岡田武彦・九州大学名誉教授は「郷土の誇り健康の父 貝原益軒を考える大集会」と銘打っています。
 また、江戸時代、来日したシーボルトは「益軒はギリシャのアリストテレスに勝るとも劣らない大学者」と絶賛したと伝わっています。益軒が「日本のアリストテレス」「東洋のアリストテレス」と言われる所以です。

作成者ドバリー, W・T
De Bary, William Theodore
所属機関名:コロンビア大学名誉教授
本文言語日本語
出版者九州大学中国哲学研究会
発行日1994-10-10
収録物名中国哲学論集
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